Association for Literary Exchange
研究会のお知らせ
第2回研究発表会
日 時: 2025年3月22日(土) 15:00~18:00(日本時間)
会 場: 青山学院大学青山キャンパス 総研ビル(14号館)10階 第17会議室
開催方法:対面+オンライン
言 語: 日本語
日本とベンガルの児童文学における動物の描写:
新美南吉とウペンドラキショール・ロイチョウドゥリを中心に
Depiction of Animals in Children’s Literature:
Focusing on Niimi Nankichi and Upendrakishore Ray Choudhury
デボプリヨ・ダス
Debapriyo Das
(ビッショ・バロティ大学日本学科)
要 旨:
動物は古くから人間、特に子どもたちと深い関係を持ってきた。現代では、子どもたちが動物と親密な絆を築き、家族の一員として愛情を注ぐことが一般的となっている。動物のさまざまな行動や仕草は感情を伝え、子どもたちに共感や責任感、そして仲間とのふれあいの喜びを育む。児童文学においても、動物は重要な文学的手法として用いられ、深い意味や人生の教訓を読者に伝える役割を果たしている。子どもたちは物語の中の動物の姿を思い描き、その体験を現実と結び付けることで、物語への共感を深めることができる。
本発表は、動物の中でも特にスズメとサカナに焦点を当て、日本の児童文学作家である新美南吉とインド・西ベンガル州の児童文学作家であるウペンドラキショール・ロイチョウドゥリ(Upendrakishore Ray Choudhury)の作品における動物の描写を比較・分析する。
キーワード: 新美南吉、ウペンドラキショール・ロイチョウドゥリ、スズメ、サカナ、日本児童文学、インド.西ベンガル州の児童文学
*研究発表会に参加するご希望のかたは、会員も一般参加の方も、下の「Click」から、研究発表会前日の23:59(日本時間)までに登録をお願いします。オンライン参加希望者には、研究会発表会当日午前中までにURLをお知らせします。
(一般参加も歓迎します。当日参加もできます)
*第2回研究発表会に関するフォーラムについては、研究会後に投稿できるようにします。フォーラムに書き込みをする場合には、Registrationで会員登録をし、またForumからも申請をお願いします。
第1回研究発表会
日 時: 2024年3月15日(金) 15:00~18:00(日本時間)
会 場: 青山学院大学青山キャンパス総研ビル(14号館)8階 第10会議室(第15ではありません)
開催方法:対面+オンライン
言 語: 日本語
戦後日本SF小説における「帝国」と「主体性」
Imperialism and Subjectivity in Postwar Japanese SF
ラーソン・マイケル
Michael Larson
(慶應義塾大学法学部)
要 旨:
サイエンスフィクション(又は「科学小説」とも呼ばれる、以下「SF」)は戦後日本でジャンルとして明確に確立された。特に1950・60年代ではSF専門の出版社やSFを中心とする雑誌が増加するとともに、SF作品を書く作家の世代が登場した。この頃アメリカのSF文学は日本SFへ強く影響を与えたが、それでも日本SFは独自の側面があった。そのひとつは日本帝国の喪失と、日本が台頭するアメリカ帝国への編入について書いたことである。本研究は比較文学的アプローチを通して、日本帝国の喪失をうけて「subjectivity 主体性」の再考をしなければならない戦後日本SF作家に注目する。安部公房の『第四間氷期』と小松左京の『日本アパッチ族』を読み解いてゆきたい。
*研究発表会に参加するときには、会員も一般参加の方も、「研究会のお知らせ」のページのフォームから、研究発表会前日の23:59(日本時間)までに登録をお願いします。オンライン参加希望者には、研究会発表会当日午前中までにURLをお知らせします。
(一般参加も歓迎します。当日参加もできます)
*第1回研究発表会に関するフォーラムが起動できました。お手数ですが、Registrationで会員登録をし、またForumからも申請をお願いします。